行こうよ大回り乗車のたび

大回り乗車の解説

大回り乗車（おおまわりじょうしゃ）とは、目的地に直接行くのではなく、意図的に遠回りして長い時間をかけて電車の旅を楽しむことです。通常は、短時間で到達できる目的地に対して、複雑なルートを選び、多くの乗換を経て、旅行自体を楽しむというスタイルです。これにより、同じ切符で通常よりも長い距離や時間を楽しむことができます。

大回り乗車のルール

1. 乗車区間内の経路
   • 大回り乗車をする際、最初に購入する乗車券の区間内で移動しなければなりません。つまり、乗車券に記載された出発駅と到着駅の間で遠回りすることが前提です。
2. 途中下車禁止
   • 大回り乗車中に途中下車をすると、その駅で旅が終了とみなされます。途中下車せずに乗り継ぎを続けることが重要です。
3. 同じ駅・経路を2回通らない
   • 大回り乗車では、同じ駅や経路を2回通ることは禁止されています。異なるルートを選んで、できるだけ多くの駅や風景を楽しむことが求められます。
4. 指定されたルートを超えない
   • 大回り乗車が認められている範囲内での移動が条件です。鉄道会社や路線によっては、特定のルートや区間を超えての大回り乗車が制限される場合があります。
5. 有効期限内での乗車
   • 乗車券の有効期限内に大回り乗車を終える必要があります。有効期限を過ぎると、追加料金が発生することがあります。
     

大都市近郊区間のみだよ

例：博多駅から香椎駅への大回り乗車

通常のルート

博多駅から香椎駅に行くときは、ほとんどのすべての乗客のかたは鹿児島本線の上りで香椎に向かいます。快速であれば約10分で到着します。

大回り乗車のルート

大回り乗車では、博多駅から鹿児島本線には乗らずに、福北ゆたか線の上りで篠栗、直方を経由して折尾駅に向かいます。このルートでは多くの列車で途中の乗り換えが必要です。ここまでで約1時間半かかります。折尾駅からは鹿児島本線の下りで博多駅方面に向かい、途中の香椎駅で降ります。折尾から香椎駅まで快速で約35分。先ほどの福北ゆたか線との合計で、2時間以上かかるという過酷な列車旅です。

つまり、10分で行けるところを2時間もかけて電車を楽しむことができるのが大回り乗車です。

どちらも「博多→香椎」の運賃だよ

「大回り乗車　福岡」で検索してみると、多くの人がこの方法を楽しんでいることがわかります。特に夏休みには、大回り乗車の冒険に挑戦してみるのはいかがでしょうか？

約10分で行けるところを2時間以上かけて大回りするんだね

まとめ

大回り乗車は、普段の通勤や通学とは異なる視点で鉄道の旅を楽しむための方法です。列車に長時間乗ることで、風景や車内の雰囲気を存分に味わうことができます。次の旅行の計画に、ぜひ大回り乗車を取り入れてみてください。